のびる【野蒜】    ユリ科の多年草。広く山野に自生。地下に球形の鱗茎があり、細い長管状の葉は、長さ約30センチメートル。夏、花茎を出し、紫色を帯びた白色の花を開く。多くの珠芽を混生。全体にネギに似た臭気がある。葉及び鱗茎を食用にし、根、茎を摺りつぶして外傷・打身などの薬用とする。−−−広辞苑より    春先に川原や野原に固まって生えるノビルは、イカと一緒にヌタ（酢味噌和え)にするのがおいしい。ラッキョウと玉ねぎの中間のような形をした根（鱗茎)が歯ごたえがあって特に美味。    もっとも、掘り出してから土や石、枯れた葉などを取り除き、ひげ根を切り取って食べられる状態にまでするには手間ひまがかかり、かなりの根気を要するのでそのつもりで。    ラッキョウも同様に調理する。

野生のラッキョウ		根っこまで掘り出します
この根（鱗茎）がおいしいので取りこぼさないように		きれいに洗って鱗茎と葉だけにします
少量の湯で２分ほど蒸して（茹でてもよい）適当な長さに切ります		酢味噌で和えます
新鮮なイカの身をさっと茹でて食べやすい大きさに刻みます
ここで紹介しているのはラッキョウです		※酢味噌には、つぶした山椒の実や刻んだフキノトウを混ぜると美味です