（２）瀬石温泉
知床半島羅臼側の道路終点少し手前にあるこの温泉は車で行くことができるが、いつ行っても入れるというわけではない。それは満潮時には海面下に沈んでしまうからだ。    アプローチは容易ながら、海岸の岩棚に湯舟があるだけで、時には昆布と混浴ということもあり、 晴れていれば眼前に国後島が望まれる解放感抜群の湯だ。    すぐ近くを道路が通っているが、一段下がった所に位置するので、走る車の窓からは見えない。２０年前に行った時には道端に車を止めたと記憶するが、今は数台分の駐車場ができており、看板も立っている。    ２０年前も今回も潮の干満時刻を調べて行ったわけではないのに、たまたま潮が引いていて入浴することができた。ただ二回目は潮が引いてまだ時間がさほど経過していないと見えて、湯のたまり具合は今一つ、しかも湯温は高くてつかるには相当の我慢が必要だった。
逃げない鹿	湯を管理する濱沢さん宅は目の前

    番外・相泊温泉

   瀬石温泉の数百ｍ奥、道路終点すぐ手前にも温泉がある。こちらは簡単な小屋掛けがされてあり、男女に分かれている。
水を引いてあるので温度調節もできるし、海が荒れていない限り満潮時でも入ることができる。 

瀬石温泉につかっている時、男性が一人下りてきた。高知県の人で、高知ナンバーの車が目に入ったので来たと言う。
彼にも入浴を勧めたが、熱いのは苦手だし相泊温泉に入ってきたのでもういいからと入らなかった。

熱いのがダメな人、混浴がいやな人、女性、そして満潮時には相泊温泉に行くのがよろしいかと思います。。